五十肩を予防する方法はあるのか?

五十肩を予防する方法はあるのか?

突然やってくる五十肩

ある日突然肩にズキンと痛みが走り、どんどん痛みが悪化して寝るのもつらい…
QOLを著しく悪化させるこの五十肩にはどうあってもなりたくないものです。

さらにやっかいなことに、五十肩は完治までにかなりの時間を要することが多いのです。
経験上、少なくとも数か月以上は痛みや可動域制限が続きます。

このやっかいな五十肩を未然に防ぐ方法はあるのでしょうか?

いまだに発症原因が謎につつまれている

五十肩(=肩関節周囲炎、凍結肩)は長年『原因不明、病態不明』と言われてきました。このコラムを書いている2026年現在でも残念ながら五十肩に関して、いまだになぜ発症するのかは明らかになっていません

ただ、少しずつ「何が起きているか」は明らかになりつつあります

現在の整形外科学では、五十肩は
①炎症⇒②線維化⇒③関節拘縮
という流れで進行する疾患だと考えられており、初期は「関節包の炎症」、中期は「コラーゲン繊維増加による関節包の線維化」、後期は「関節包が線維化により硬く厚くなり動かなくなる」といったことが起きていると言われています。

その時、関節の中では炎症性サイトカイン増加、コラーゲンの過剰生成、瘢痕組織増加が確認されています。
簡単に言うと「関節包の炎症が線維化を引き起こし肩が動かなくなる」ということです。

しかし、なぜ最初の炎症が起こるのかについては判明していません。
現在考えられている仮説は以下のようなものが挙げられます。

五十肩発症リスクを高めるもの

①糖尿病との関連
 糖尿病患者は五十肩発症リスクが健常者に比べ数倍にもなると言われています高血糖、慢性炎症、AGE増加が関節包の線維化を促進すると考えられています。他にも甲状腺疾患なども五十肩発症リスクを高めると言われています。

②運動不足
 日常的に運動習慣が無い場合は五十肩発症リスクが高いことが分かっています。肩関節は人体で最も可動域が自由な関節ですが、その代わり拘縮が起こりやすい特徴があります。動かさない状態が続くと微細な炎症が起こり、関節包の線維化を促進してしまいます。

③肩のケガ、手術など
 外傷が原因となって炎症が起こり、五十肩を発症する場合があります。長期間のギプス固定などもリスク要因です。

最初の炎症発生メカニズムは不明なため、完全に予防する方法は現状ありませんが、ひとつの予防法としては「適度な運動習慣」が挙げられます研究者の間で最も強く言われている予防法は「肩を長時間動かさない状態を作らない」ことです。

運動は軽い簡単なものでもよく、毎日数分でも予防効果があるとされています。肩を動かす体操、ストレッチだけではなく、ジョギングや水泳など全身の運動も有効でしょう。血糖値コントロールという意味でも運動は勧められます。

 

はなおか鍼灸整骨院でできること

当院では五十肩の病期に合わせた施術を行います。
温熱療法、筋肉や関節のモビリゼーション、鍼灸治療、電気治療などを使い分けて五十肩の早期改善を目指します。炎症期(急性期)には痛みや炎症が強く出るため安静保持、肩周囲への施術が主となり、後期にかけては積極的な可動域訓練、運動などを導入していきます。もちろん、状況に応じて運動方法のご指導も行います。

五十肩の予防、早期改善をお望みの方はぜひ当院へご相談ください!

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