肘が投げると痛い原因は?野球肘のやさしい対処法を解説

肘が投げると痛い原因は?野球肘のやさしい対処法を解説

「ボールを投げると肘がズキッとする…」
「練習のあと、肘の内側がジンジン痛む…」
「このまま投げ続けても大丈夫なのかな…」

こんなお悩み、ありませんか?

野球やソフトボールをがんばっているお子さんの姿を見ていて、「最近、肘を気にしているな」
と心配になったことはありませんか?

お子さん自身は「まだ大丈夫」と言っていても、
投げるたびに顔をしかめていたり、
練習後に肘を押さえていたり。

親として、どう対応すべきか迷いますよね。

「病院に行くべき?それとも整骨院?様子を見てもいいの?」

と判断がつかず、不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。

この記事で、ていねいに解説していきます。

  • 投げると肘が痛む原因と野球肘の特徴
  • 痛みが出たときの対処法
  • 復帰に向けて知っておきたいこと

お子さんの肘が気になっている方は、
ぜひ参考にしてみてくださいね。

1. 投げると肘が痛いのは野球肘のサイン?

「投げた時だけ痛いから、大したことないかも……」と思っていませんか?

結論からお伝えすると、投球時に肘が痛むのは、
「野球肘」の代表的な初期症状
です。

野球肘とは、繰り返しの投球動作によって肘に負担がかかり、痛みや炎症が出てくる状態の総称です。

「投げるときだけ痛い」という段階は、
体が出してくれている早めのサインなんですね。

この時点で気づいて対処できれば、
重症化を防ぎやすくなります。

「まだ投げられるから大丈夫」と思わず、
体の声に耳を傾けてあげることが大切です。

2. そもそも野球肘ってどんな状態?

「野球肘って、どこがどうなってるの?」
と気になりますよね。

野球肘の仕組みをやさしく整理してみましょう。

野球肘は、投球動作のくり返しによって
肘関節やその周りの組織に負担がかかる障害
です。

痛みが出る場所によって、
大きく分けると3つのタイプがあります。

内側型

肘の内側の靭帯や筋肉に引っ張られる力がかかって痛む。
最も多いタイプです。

外側型

肘の外側の骨同士がぶつかり合うことで痛む。
進行すると軟骨が傷つくこともあります。

後方型

肘を伸ばしきる動作で後ろ側に負担がかかって痛む。

特にお子さんの場合、
骨や軟骨がまだ成長途中のため、
大人よりもダメージを受けやすい
んです。

「同じ練習量なのに自分だけ痛い」というのは、
体の成長段階が関係していることもあります。

3. 投げると肘が痛くなる原因とは?

「なんでうちの子だけ肘が痛くなるんだろう…」と疑問に感じることもありますよね。

野球肘の背景には、ひとつではなく複数の原因が重なっていることが多いんです。

  • 投球数が多すぎる(投げすぎ)
  • 投球フォームに偏りがあり、肘に余計な負担がかかっている
  • 練習後のケアやストレッチが不十分
  • 成長期で骨や軟骨がまだやわらかい
  • 肩まわりや体幹の柔軟性・筋力が足りていない

「フォームが悪い」といわれることもありますが、
実際には体全体のバランスが関係しています。

肩の可動域や股関節の柔らかさなど、
肘以外で影響していることも少なくありません。

原因をひとつに決めつけず、
体全体を見ていくことが大切なんですね。

4. 痛みが出たときにまずやるべきこと

「痛いって言い出したけど、どうすればいいの?」と焦る気持ち、よくわかります。

まずは落ち着いて、次のステップで対応してみてください。

  • 投球を一時的にお休みする
    痛みがあるまま投げ続けると、症状が悪化するおそれがあります。
    「休む事も練習のうち」です。

  • アイシングをする
    練習後や痛みがあるときは、
    肘を15〜20分ほど冷やしましょう。
    氷をタオルで包み当てるのがおすすめ。

  • 痛みの出る動作を記録しておく
    「どの動きで痛むか」「いつから痛いか」をメモしておくと、
    専門家へ相談する際の参考になります。

ここで大切なのは、
「痛みが引いた=治った」と判断しない事です。

痛みが一時的に消えても、組織がしっかり回復していないまま投げ始めると、再発しやすくなってしまいます。

焦らず、まずは体を休ませてあげることが回復への第一歩です。

5. 野球肘に対して鍼灸整骨院でできること

「病院に行くほどでもない気がするけど、どこに相談すればいいんだろう…」と迷う方も多いですよね。

鍼灸整骨院での対応についてご紹介します。

  1. どの動きで痛みが出るのかを確認
  2. 肩や手首など、体全体のバランスも確認
  3. 硬くなった筋肉や腱をやさしく施術
  4. 必要に応じて鍼で回復をサポート
  5. 投球フォームや体の使い方もアドバイス

肘だけを見るのではなく、
肩・体幹・股関節のつながりを含めて考える事で、
再発しにくい体づくりをサポートしていきます。

「まずは話を聞いてもらいたい」という気持ちでも大丈夫ですよ。

6. 復帰に向けて知っておきたい大切なこと

「早く復帰させてあげたい」という気持ち、
親御さんなら誰でもありますよね。

ただ焦って復帰すると、
再発のリスクが高まってしまいます。

復帰に向けて、ぜひ意識していただきたいポイントがあります。

  • 段階的に戻す
    軽いキャッチボールから少しずつ距離と強度を上げる

  • 投球数を管理する
    球数を意識して、肘への負担をコントロールする

  • 違和感が出たらすぐ休む
    「ちょっとおかしいな」と感じたら、無理をせずその日は投球を休む

  • 体全体のコンディションを整える
    ストレッチや体幹トレーニングで、肘に負担が集中しにくい体を作る

「休んだ分を取り戻さなきゃ」

と感じるかもしれません。

でも、長くスポーツを楽しむためには、
回復の時間も大切な投資なんですね。

7. こんなときは早めに相談してみてください

「もう少し様子を見ようかな…」と思う方も
いらっしゃるかもしれません。 

ただ、以下のような状態が続いているときは、
早めのご相談がおすすめです。

  • 投げる度に肘が痛む状態が1週間以上続く
  • 肘が完全に伸ばせない、曲げきれない
  • 安静にしていても肘がうずく
  • 肘まわりが腫れている
  • 痛みをかばって肩や手首にも違和感が出てきた

特にお子さんの場合、
成長期の肘は大人よりもデリケートです。

「子どもだから回復が早い」と思いがちですが、
逆に成長途中だからこそ、
慎重に対応したいところです。

お子さんの「ちょっと痛い」は、
体からの大切なメッセージかもしれません。

早めに専門家に相談してみて下さいね。

まとめ|「休む勇気」が、長く楽しむための一歩になります

投げると肘が痛い状態は、
体が出してくれているサイン
です。

原因を知って適切に対処することで、
少しずつ改善していくことが期待できます。

今回の記事でお伝えしたポイントです。

  • 投球時の肘の痛みは野球肘の初期症状である可能性がある
  • 痛みが出たらまず休むことが大切
  • 復帰は段階的に、体全体のバランスを整えながら進めていく

野球肘の仕組みや対処法を知っていただくことで、
「まずはこうしてみよう」と落ち着いて判断できるのではないでしょうか。

お子さんが安心してスポーツを続けられるよう、
できることから一緒に整えていきましょう。

この記事を書いた人

「はなおか鍼灸整骨院」院長|柔道整復師(国家資格)・鍼灸師(国家資格)
花岡 宏幸

のべ80,000人以上の施術実績をもつ、西宮市のはなおか鍼灸整骨院の院長。

常に新しい知識を取り入れるため勉強会へも積極的に足を運び、最新の技術で皆様のお悩みを解決できるよう日々研鑽を積んでおります。

このブログを通じて、皆様の日常が少しでも健やかになるヒントを丁寧にお届けしていきたいと思っています。

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