正座すると膝が痛い・・・
昔は正座できたのに!
「膝が曲げにくい」「法事の時にツラい」「介護の現場で困る」
整骨院で施術をしている日々においては膝が腫れたり、固くなって曲げられないなどの膝の症状を訴える方は多くいらっしゃいます。
中でも、正座して体重がかかると痛みが出るという方は多く、昨今は冠婚葬祭でも正座をする場面は減ってきてはいますが、いざという時にできないと困りますよね。

日本独特の正座文化
正座という座り方は、実は日本人特有の文化であり、欧米ではもちろん中国やアジア諸国でもほとんど見られないのです。歴史上、正座を「正しい座り方」と定義したのは、徳川家3代目の徳川家光将軍だと言われています。これは、家臣に正座をさせることで、不意に斬りかかってくる謀反を防ぐためだったそうです(ずっと正座していたら足がしびれて立ち上がれないですよね)。
そんな日本独自の正座ですが、これは医学的にはあまりオススメできない座り方なのです。
膝関節の内部は関節軟骨、半月板、それらを包む関節包と靭帯といった組織で構成されています。そして、膝を曲げた時に関節の摩擦を防ぐために軟骨や半月板が機能しているのですが、正座のように最大限曲げた状態で体重がかかると、それらに大きな負荷がかかってしまいます。
半月板を損傷していたり、軟骨がすり減って変形性膝関節症になってしまっている人が正座を長時間し続けると、痛みが悪化してしまいます。軟骨や半月板は基本的に自然治癒は難しいため、そういった症状を抱える方は無理に正座をしない方が良いと言えるでしょう。

軟骨以外の原因は?
そういった症状がないにもかかわらず正座をして痛みがある場合は、「膝蓋下脂肪体」と呼ばれる膝のクッション材の部分か、膝に付着する大腿四頭筋などの筋肉部分の固さにより痛みが出ているのかもしれません。
膝蓋下脂肪体炎(=ホッファ病)は若年層~中高年のスポーツ選手や活動量の多い方、膝の靭帯損傷などの既往歴がある方に多く見られるもので、酷くなると正座だけではなく伸びにくくもなってきます。また、太ももの前側の大きい筋肉である『大腿四頭筋』の固さにより膝の可動域が悪くなることもあります。普段デスクワークなどで下半身を動かさない運動不足気味な生活をしていると関節の可動域はどんどん狭くなります。
これらの場合は膝のお皿のまわりや大腿四頭筋の動きを良くする手技施術や鍼灸治療などにより改善できる可能性があります。他にも筋肉の固さを改善するにはストレッチや温熱療法が有効です。自宅でのセルフケアも重要と言えるでしょう。
昔は正座できたのに・・・
膝でそうお悩みの方はぜひ当院へご相談ください!




