あばらが痛いのはなぜ?肋間神経痛の原因と梅雨に悪化しやすい理由

あばらが痛いのはなぜ?肋間神経痛の原因と梅雨に悪化しやすい理由

「深呼吸のたびに、あばらがズキッと痛い…」
「寝返りを打つと、脇腹に鋭い痛みが走る…」
「咳やくしゃみのたびに、あばらが痛い…」

こんなお悩み、ありませんか?

あばらのあたりの痛みは、
「骨にひびでも入ったのかな」
と不安になりやすい不調のひとつです。

でも、レントゲンを撮っても異常なしと言われた、という方も少なくありません。

そのような場合に多いのが、
「肋間神経痛(ろっかんしんけいつう)」です。

私のところにも、
「病院で異常なしと言われたのに、
なんでこんなに痛いの?」
というご相談がよく届きます。

「このまま放っておいて大丈夫なの?」
「何が原因でこんなに痛むんだろう…」

この記事で、わかりやすくお伝えしていきます。

  • あばらが痛くなる原因と肋間神経痛の特徴
  • 梅雨の時期に症状が悪化しやすい理由
  • 自宅でできるセルフケアと相談の目安

1. あばらの痛みは肋間神経痛かもしれません

「骨が折れているわけでもないのに、
なぜこんなに痛いんだろう」
と感じている方もいらっしゃいます。

あばらまわりの痛みの多くは、
骨ではなく「神経」が原因であることがあります。

肋間神経痛とは、
肋骨に沿って走っている肋間神経が何らかの刺激を受けて、痛みやしびれを引き起こす状態です。

鋭くズキッとした痛みや、
ピリピリとした感覚が特徴的
です。

レントゲンには映らない不調であるため、
「異常なし」と言われて戸惑う方も多いんですね。

原因がわかれば、対処の方法も見えてきます。

2. 肋間神経痛ってどんな状態?

肋間神経痛の症状は、出方に個人差があります。 

肋間神経は、背骨から肋骨に沿って胸・脇腹・背中へと広がっています。

この神経が圧迫されたり刺激を受けると、その走行に沿って痛みが出ます。

よくある症状はこちらです。

  • 深呼吸や咳・くしゃみのときに痛みが強くなる
  • 体をひねったり前かがみになると、脇腹にズキッとした痛みが走る
  • 背中から胸にかけてピリピリ・ジンジンとした感覚がある
  • 触れると痛みを感じる部分がある

「動かなければ痛くないけど、少し動くと激痛」
という方も多いです。

日常の何気ない動作のたびに痛みが出るため、
じわじわとストレスが積み重なっていきますよね。

3. 肋間神経痛の原因とは?

あばらまわりに痛みが出る背景には、
いくつかの原因が考えられます。

心あたりがないか、
確認しながら読んでみてください。

  • 姿勢のくせ
    猫背や前かがみの姿勢が続くと、背骨まわりの筋肉が硬くなり、肋間神経を圧迫しやすくなります

  • 筋肉のこわばり
    背中や脇腹の筋肉が緊張した状態が続くと、神経への刺激が増します

  • ストレス・疲労の蓄積
    精神的なストレスや過労は自律神経を乱し、神経が過敏になりやすくなります

  • 長時間のデスクワーク
    同じ姿勢が続くことで胸椎(背骨の胸の部分)まわりが硬くなり、神経の通り道が狭くなることがあります

  • 帯状疱疹の後遺症
    過去に帯状疱疹にかかったことがある方は、その後遺症として肋間神経痛が残るケースがあります

特に、長時間のスマホやパソコン操作で
猫背になりがちな方は要注意
です。

姿勢のくせが積み重なって、
気づかないうちに
神経への負担が増していることがあります。

4. 梅雨になると肋間神経痛が悪化しやすい理由

天気と体の不調が連動している、
と感じたことはありませんか?

実は、気圧の変化は、
神経にも影響を与えることがわかっています。

梅雨の時期に肋間神経痛が悪化しやすい理由は、
主に以下の3つです。

① 気圧の低下

気圧が下がると体の組織がわずかに膨張し、神経まわりの組織も同様に変化します。

もともと神経が圧迫されやすい状態にある方は、気圧の変化で痛みや過敏さが増しやすくなります。

② 湿気と冷えによる筋肉のこわばり

梅雨の湿度は体をじんわりと冷やし、背中や脇腹の筋肉を硬くします。

筋肉がこわばるほど肋間神経への圧迫が強まり、痛みが出やすくなるんですね。

③ 自律神経の乱れ

気温差が大きい梅雨の時期は、自律神経が乱れやすくなります。

自律神経のバランスが崩れると神経が過敏になり、ふだんより痛みを強く感じやすくなります。

痛みが強くなってから動くより、
違和感のうちにケアを始める方が、
体への負担も少なくすみます。

5. 肋間神経痛の回復を妨げるNG習慣

痛みをかばうあまり、
回復の妨げになってしまっていることがあります。

以下に当てはまるものがないか、
チェックしてみてください。

  • 痛みが出るのを恐れて、体をまったく動かさずにいる
  • 猫背や前かがみの姿勢のまま、長時間過ごしている
  • 冷房の風が直接背中や脇腹に当たる環境で過ごしている
  • 「そのうち治る」とケアをせずに放置している
  • ストレスや睡眠不足が続き、体の緊張がとれていない

特に、「痛いから動かない」という状態が続くと、
背中まわりの筋肉がどんどん硬くなってしまいます。

痛みのない範囲でやさしく体を動かすことも、
回復への大切な一歩です。

6. 整骨院・鍼灸ではどんなアプローチをするの?

肋間神経痛は、
整骨院でもケアできる不調のひとつです。

まずは痛みの出ている部位だけでなく、
背骨・骨盤・肩まわりのバランスを含めた体全体の状態を確認します。

状態に合わせて、
以下のアプローチを組み合わせていきます。

  • 手技(マッサージ・ストレッチ)
    背中・脇腹の筋肉をほぐし、神経への圧迫を和らげます

  • 鍼灸施術
    深層の緊張や血流の滞りにアプローチし、痛みの根本を整えていきます

  • 姿勢・背骨のケア
    猫背や背骨のゆがみを整え、神経への負担がかかりにくい状態を目指します

「病院で異常なしと言われたけど痛みが続く」
という方こそ、一度気軽にご相談ください。

7. こんなときは早めに相談してみてください

あばらの痛みは、
呼吸や姿勢など毎日の動作に直結します。

以下のような状態が続いているときは、
早めにご相談ください。

  • 深呼吸や咳のたびに鋭い痛みが出る
  • 痛みが2週間以上続いている
  • 背中から胸にかけてのしびれや灼熱感がある
  • 体をひねるたびに激痛が走り、日常生活に支障が出ている
  • 梅雨のたびに毎年症状がひどくなっている

なお、あばらの痛みには、肋間神経痛以外の原因が隠れていることもあります。

発熱・体重減少・強い息切れを伴う場合は、
まず医療機関への受診をおすすめします。

まとめ|あばらの痛みは、原因を知ってからケアを始めましょう

「異常なしと言われたのに痛い」という状態は、
体がケアを必要としているサインです。

今回お伝えしたポイントです。

  • あばらの痛みは「肋間神経痛」が原因のことが多く、姿勢のくせやストレスが関係している
  • 梅雨の気圧低下・冷え・自律神経の乱れが症状を悪化させやすい
  • 痛みが2週間以上続く場合や日常生活に支障が出る場合は、早めの相談がおすすめ

つらいときは我慢せず、
体にやさしい方法で向き合ってみてくださいね。

この記事を書いた人

「はなおか鍼灸整骨院」院長|柔道整復師(国家資格)・鍼灸師(国家資格)
花岡 宏幸

のべ80,000人以上の施術実績をもつ、西宮市のはなおか鍼灸整骨院の院長。

常に新しい知識を取り入れるため勉強会へも積極的に足を運び、最新の技術で皆様のお悩みを解決できるよう日々研鑽を積んでおります。

このブログを通じて、皆様の日常が少しでも健やかになるヒントを丁寧にお届けしていきたいと思っています。

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